センチメントな季節は、webメディア界隈の人っぽいこと書いてみたいのです。

ヒマだったのでwebメディア選手の日本代表を選出してみた。

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オリンピックが近づき、「日本代表」という言葉をよく耳にするようになった。どんな種目であっても「日本代表」という言葉に対し、私たちは永遠にある種の羨望や格好良さを感じずにはいられない。

 

そこで本日は、webメディアという種目に関する選手(編集者・ライター)の中から、「バズメディア」をつくるうえでの日本代表を選出してみることにした。

 

これがwebメディア日本代表! このメンバーならバズり続けるぞ!

今回は、単発のバズやニュースメディアではなく、あくまでバズメディアをつくるための日本代表となるので

  • いわゆる知名度やソーシャル影響力は相応に重視される(ニュース系よりエンタメ系が評価される傾向になる)
  • 個のブロガーやライターとしての能力ではなく、1つのチームの中で継続的に各ポジションを担った場合の総合評価となる

という2点はあらかじめ補記しておく。

また、基本フォーメーションは攻守のバランスを考慮し、4-2-3-1を採用することとする。それでは紹介していこう。

GK:伊藤大地BuzzFeed Japan)

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ハフィントンポストでの活躍が物語るように、堅実な取材記事でも実力をみせる安定感抜群の守護神。バズフィードでも個性溢れるライターを束ね躍進に導いているとおり、チームのまとめ役としても傑出している。ニュース系に特化しがちな同ポジションで、幅広いジャンルに対応。

 

CB: 左・桜川和樹 LINE

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右・スエヒロ(LINE

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LINE NEWS」「NAVERまとめ」という二大バズメディアを束ねる両名により、ゴール前に強固な守備ブロックを形成する。経験豊富で戦術的インテリジェンスが極めて高く、GK伊藤とあわせバイラルやキュレーションの突破を完全にシャットアウト。スエヒロの歴史ネタに代表されるように、的確なフィードで攻撃の起点にもなれる。現代webメディア編集者にとっては究極の理想系の一つといえる存在。

 

サイドバック

塩谷舞(フリー)

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ややエモーショナルな投稿で守備面に不安を覗かせる場面もあるが、独力でサイドからゴールまで持ち込める突破力が大きな魅力。バックグラウンドとなるアートやカルチャーへの愛情や造詣の深さで異彩を放ちつつ、幅広い社交性によって独自のメディアポジションを確保。

 

サイドバック

さえり(フリー)

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Twitterを武器にここ半年で大きな飛躍を遂げた逸材。アカウントの使い分けによるソーシャルの破壊力が最大の魅力だが、下ネタやプライベートの切り売りに走らず丁寧なプレーを心がけており、同タイプの選手の中では圧倒的な信頼性を誇る。不安はフリー転出後の酷使による消耗度合か。

 

左セントラルMF:

Narumi(BuzzFeed Japan)

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NAVERまとめやLINE NEWSでの実績からバズフィードでの活躍まで、プレーの質と継続性とで他の追随を許さない中盤のバランサー。個人ブログでのグルメ記事やおでんダイエットなど一発の魅力も兼ね備えており、攻守に全く隙がない。

 

右セントラルMF:

恩納力(サイバーエージェント

Twitter無し)

AOLニュース、ハードワーカーズ、そしてAbemaTVと、各チームで唯一無二の存在感を放ってきた闘将。他メディアとの諍いを辞さず、高い理想に邁進させるモチベーターとしての手腕は超一流。ヒップホップなどを中心としたアンダーグラウンドにも精通するオーガナイザー。

 

トップ下:

徳谷柿次郎(バーグハンバーグバーグ)

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常にwebメディア全体を広い視野で見渡し、全方位外交を貫く生粋の司令塔。100人のブロガーを熊本に集合させるイベントを主催するなど、巻き込み型的な横の影響力においては間違いなく日本一の選手。ライター・編集・ディレクションの三拍子をハイレベルに融合させた究極のマルチプレイヤー

 

サイドアタッカー

カメントツ(web漫画家)

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web漫画という現代webメディアには欠かせないポジションにおいて、代表として彼を選出するには異論がでるかもしれない。しかし、業界内輪ネタか下ネタに寄りがちなジャンルで普遍的に、かつ暗いテーマでもポップに描ききるセンスと実力は、その量産力とあわせもっと評価されるべき貴重な戦力。ジャンルの未来を担う存在か。

 

サイドアタッカー

ARuFa(バーグハンバーグバーグ)

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「面白い」というポジションにおいて、信じられないほどの決定力でゴールを量産し続ける怪物(フェノメーノ)。メディア論や手法論など所詮小手先でしかない、ということに気づかせてくれる偉大なクリエーターでありながら、未だその進化は止まる気配すら感じさせないファンタジスタ。他のポジションでも恐らく一流に成り得るはずだ。

 

CFセンターフォワード):

ヨッピー(フリー)

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個の独立系現役プレーヤーとしては恐らく頂点に立つバズメディアのキング。ネタ系から硬派な切り口まで、エンターテイメントとしてのコンテンツ制作の全てを預けられるレジェンド。他の選手を活かすポストプレーにも優れるとともに、メディアに対するストイックな姿勢は若手の手本にもなるだろう。

 

監督:

宮脇淳(ノオト)

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監督=編集長。銀河系選抜ともいえるメンバーをまとめるためには、圧倒的な実績とカリスマが必須となる。webメディアというジャンルに限定すれば、その草分け的存在ともいえる彼が就任することで、チームはさらなる進化を遂げるだろう。内部の統制はもちろん、メディアが成長を遂げる過程での対外的な交渉においても辣腕を振るってくれるはずだ。

 

所感とまとめ

以上、やや攻撃色の強いメンバーだが、GKCBを中心にセンターラインを固めたことで、守備面に不安の残る両サイドも的確なカバーリングで対応できるチームとなった。若手とベテランもほどよくミックスされており、チームプレーによる相乗効果も期待できそうだ。

 

ベンチメンバーまでは触れていないが、バーグハンバーグバーグ勢を中心にバズが欲しい場面で頼りになる選手が多く選出されるはずだ。

 

もちろん編集力や単発的な拡散力でいえば上記メンバー以外にも優れた人材はたくさんいるが、1つの新メディアが立ち上がったときの「ドリームチーム」として、ポジション重複やディレクション力、対外的なインパクトなどを総合的に考慮して11+監督を選出させていただいた。

(なお、監督候補に関しては、バズメディアという点でシモダテツヤや林雄司の名前もあがって然るべきだが、「代表チーム」という点で単体メディアの色が濃すぎる人材は今回見送りとした。)

 

 

みなさんもオリンピック本番まで、いろいろなジャンルで「日本代表」を選抜してみる遊びを試してみるといいだろう。きっとテンションの上がる適度な暇つぶしになるはずだ。